メルボルン・ユナイテッドの馬場雄大選手独占インタビュー

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昨シーズン、NBA Gリーグのテキサス・レジェンズでプレイしていた日本を代表する選手のひとりである馬場雄大選手。今シーズン、その舞台をオーストラリアのNBLに変え、NBA入りという最終目標に向けて走り続けている。そんな馬場選手が、オーストラリアでのプレイについて語ってくれた。

ここまでの馬場選手の起用方法

玲央 NBLカップで日程が結構詰まっていますよね。
馬場 そうですね、今は2日毎位に試合があって。

玲央 でもGリーグの時もそれくらいのペースでしたよね?
馬場 まあ、でも強度が全然違うので、こっちの方が大変っていう感じはしますね。

玲央 NBL入りが決まった時の会見で、フィジカルなリーグだと思っていると話していましたが、実際にプレイしてみての感想はどうですか?
馬場 最初の方が試合でも意外とやれるかなっていう感じだったんですよね、フィジカル的に。ただここにきて、試合の積み重ねがきていて、普段より早い段階での疲れがきています。気付かないうちに身体をぶつけているからだと思います。試合毎のフィジカルなプレイの積み重ねでかなり疲労がきているので、そういったところはGリーグや日本に比べて強いんだな、ということを改めて実感しています。

玲央 相手のエースとのマッチアップを任されていることが多いと思うんですけど、それでさらに止めたあとに速攻で先頭走ってるじゃないですか馬場選手って。
馬場 そうですね(笑)。

玲央 疲れちゃうんじゃないかって見てるこっちですら不安になっちゃうくらい全力でプレイされているんですけど、実際に試合中に疲れすぎてパフォーマンスが落ちることってあります?
馬場 試合中はもちろんそういったことは無いようにしてるんですけど、試合終わったあととか、ロッカールームに帰ってからもうオールアウトみたいな状態で、あんまり人と喋りたくないみたいなモードになることは多々ありますね。

玲央 当初ディーン・ヴィッカーマンHCが馬場選手コート上で常にあんな感じのプレイだから、20分弱起用して常に全力でプレイしてもらおうかなと話してたんですよね。でも最近主力の怪我人が多くなって、先発起用なんかも増えてプレイタイムを増やしてみたら、それでも常に全力だから大したもんだって以前試合後の会見で褒めていました。プレイタイムが増えたときに、自分の持ち味をどれくらい出し続けられるのかっていう、そのバランスの難しさってありますか?
馬場 正直ここ最近の数試合まではあんまり感じなかったんですよ。どのくらい多く出されても、求められていることがインテンシティを高くできるという自信を持ってプレイができていました。ただこの2試合くらいから身体が疲労を感じ始め、インテンシティも下がってしまったところもあったと思います。こういった試合が続かないように、今日みたいなオフの日にケアを怠らないようにしていかないといけないなと思っています。

玲央 試合によって起用方法が違うなって感じることが多々あるんですけど、その辺ってどう感じていますか?
馬場 仰る通り、そうですね。スタートで出たと思えば、まだ出られないのかっていう時もあったりして、たまに困惑することはあります。それでも監督が求めていることが僕にあって、それを遂行できたらプレイタイムは長くなる、というところだと思っています。何らかの理由があって監督もこの起用をしていると思うので、そこは出た時に与えられた仕事をしっかりとやっていきたいですね。

玲央 先発だと思ってたら2分くらいで下がっちゃったりした時もあって、ああいう時って試合後とかに説明があるんですか?
馬場 いや、無いですね。でも一番自分が感じています。こないだのニュージーランド・ブレイカーズ戦のことですよね。実はその時が一番何か自分がおかしいと感じていた時で、全然動かなかったんです身体が。それで監督もおかしいと思って代えてくれたんだと思います。当日ではなく、数日後に「こないだの試合はいつもの動きじゃなかったな」と言われたので、そこはわかっていたんじゃないかなと思います。

今のプレイスタイルから連想される日本代表

玲央 NBLをちゃんと見るのは今季が僕は初めてなんですが、フィジカルというイメージが先行して、勝手に中でバチバチやってるもんだと思っていたんですけど、結構トランジションがバンバン出る速い展開ですよね。特にメルボルンの場合は、それがチームの強みっていうのもあると思うんですけど、思ったより速い展開の試合が多いなと感じています。
馬場 そうですね、日本でやってる時は、僕がいるからそのチームの展開が速くなるってことはあったんですけど、このチームはビッグマンのジョック(ランデール)とかも走るし、本当にトランジションを得意としている選手ばかりが集まっているので、凄くトランジションが速いチームだと感じます。でもリーグ全体でも、他のチームをスカウティングしているとそういったチームが多いので、フィジカル+走力っていうところは、オーストラリア自体が武器にしてるところなんだと思います。

玲央 ランデールって本当に走るじゃないですか、インサイド選手ながら。彼とプレイすることで、日本代表に活かせるなと感じることなんかありますか?
馬場 あんまり今まで僕のスピードについてくる選手がいるって感じたことはなかったんですけど、ジョックは常に走りますし、僕からの速攻でのアリウープパスも決めきる走力と能力があります。実際(八村)塁とか(渡邊)雄太もそれぐらいの能力はもちろんあると思っているので、僕が代表に戻った時にはガンガン走ってくれっていうことを伝えたいです。今までは塁と雄太の動きに合わせている感じだったんですけど、このバスケは絶対に世界に通用するバスケだと思うので、僕が先頭を切って走らせるという形にできたらなとは思います。

玲央 結構トランジションってチーム全体が馬場選手を探している感じがするんですが、あれってそういう指示が出ているのですか?

馬場 そうですね、僕がリーグ屈指のスピードを持った選手だっていう認識をみんなが少しずつ持つようになっていて、大体速攻には馬場がいるものだと思ってプレイしてくれています。それで探しているようにも見えるのかもしれません。僕にとってそれは凄く好都合なので、さらにフィニッシュでアグレッシブに行けるところは行って、もっと信頼を取りに行きたいなと思います。

自身の活躍の基準

玲央 逆にハーフコートになった時にコーナーでの待機が多かったり、役割がまだそこまで確立されていないのかなと感じています。ハンドリングはもっとしたいと以前言っていましたが、そういったセットは今後増えていきそうですか?
馬場 そうですね、ひとつ言えるのはオンボールピックのところ。僕はリバウンドを取ってそのまま持っていって良いっていう許可を貰っているので、その時にトランジションからのオンボールピックとかがこれから増やせると思います。今まで走るだけだったんですけど、最近はリバウンドを取ってから自分でピックアンドロールを使うっていう意識は出てきています。ハーフコートはもう少し時間がかかると思うんですけど、オンボールピックを使うという場面はもう少し増えてくると思います。

玲央 そうか、自分で運んでドラッグスクリーンもらったりとか、そういうのが出てきたら楽しいですね。
馬場 そうですね。

玲央 NBAを目指すにあたって、得点力というのもスカウトに見られるポイントになると思うのですが、自分の中で1試合何点取りたい、何本打ちたいみたいな目標はあるのですか?
馬場 最低10得点ですかね。最低二桁取って、良ければ良いところまでいくっていうスタンス。そこに3ポイントが2、3本、最低2本とか入ってきたら、自分でも少し納得できる形かなとは思います。

玲央 もはやNBAの3ポイントラインの方が慣れているからそっちの方が打ちやすいと以前話していたのを読んだのですが、実際2、3数歩下がった状態で今打ってますよね。
馬場 そうですね、あんまり近いとどうしても手打ちになってしまうというか。遠いほうが身体全体で打てているので、そのほうが自分的にはしっくりくる感覚で打てていますね。

玲央 フリースローが今めちゃくちゃ調子いいですよね。
馬場 なんか落とさないんですよね。

玲央 9割超えています。
馬場 しかも結構打ってますよね。心の動揺もなく、決めないといけないものっていう形で打てています。

玲央 ご自身でもスリーは自分の武器と話しているくらいなので、当然自信がついていると思うんですけど、その自信がフリースローにも影響してたりするんですかね。
馬場 そうですね。ただ正直、自分では武器だと思っているんですけど、試合で決めきれているかと言ったらそうではない。そこは改善していきたいところですが、フリースローに関してはシュートタッチに自信を持って打てているのがひとつの要因だと思います。

NBLで凄いと感じた選手たち

玲央 チームメイトのクリス・ゴールディングやミッチ・マッキャロンは代表で対戦していたので知っていたっていう話でしたが、リーグ入りしてみて凄いなって思った選手って誰ですか?
馬場 パース・ワイルドキャッツのポイントガード、ブライス・コットン。あれはすごいなって思いますね。毎試合30分近く出ながらもパフォーマンスが落ちないところや、ひとつひとつの技術も高いですし、雰囲気も何か持っている。そういうオーラを放っているので、彼は凄いなと思います。

玲央 馬場選手が完璧なディフェンスしたのに上からスリー決めてくるなんて場面もありましたもんね。あれは本当に凄かった。
馬場 あとは代表でやったイメージもあるんですけど、ブリスベン・ブレッツの6番はわかりますかね、サウスポーのビッグマン。

玲央 マシュー・ホッジソンですね。
馬場 彼はやっぱりタフですね。代表の時も、彼がゴール下にいると何もできないというか、フィジカルもありますし、やられたイメージだったんですけど、昨日やってみてやっぱり、24得点くらい取られて、凄くタフだなって改めて思いました。オーストラリアの代表格の選手だなと感じました。

玲央 ホッジソンはインサイド選手ですが、先程のコットンは相手のエースガード。馬場選手がそこをしっかりと止めているっていう評価もされている訳ですが、エースストッパーとしての手応えはいかがですか?
馬場 一個自分の武器として持っておきたい部分なんですが、体力の消費が正直半端じゃ無いんですよ、エース格につき続けるのって。多少なりともそのインテンシティをオフェンスにも持っていけているのかって言われると、ちょっとまだハードだなって思うところがあります。自信は持っていきたいんですけど、まあ、はい、大変です(笑)。

玲央 なんか良いガードが多いですよね。
馬場 そうですね、特に良い1、2番が凄くいて、またそれも日本とは違うところだと思うんですけど、オーストラリアは自前のビッグマンが多いから、ガードポジションでアメリカ人だったりを取るっていう流れになってるんだと思います。結構いますよね。

玲央 配信で試合開始前に、視聴者に馬場選手のマッチアップしそうな選手を紹介するんですけど、毎回「今日も馬場選手は大変そうです」みたいな話をしている気がします。
馬場 (笑)。

玲央 でもユナイテッドはマッキャロンやマクダニエルなんかもディフェンスがいいですし、ディフェンシブなガードが揃っていて良いですよね。
馬場 そうですね。それぞれタイプが違うんですよ。サム・マクダニエルは身体を使って守るタイプ、僕は走力を使うタイプ。ニュージーランド代表のシェイ・イリはバキッとつくタイプのディフェンダーなので、相手からすると凄く嫌でしょうね。

玲央 スイッチすることも多いですよね。たまにその流れでインサイドを守らないといけない状況になっていますが、ああいう時って実際どうですかインサイド相手にして。
馬場 そうですね、ガード陣と4番がスイッチすることが多いんですけど、ポストアップがもちろんミスマッチになるので相手が狙ってくるんですけど、そういったところのフィジカルっていうのはあまりこれまで体験したことない強さを感じることができます(笑)。オーストラリアならではっていう感じはしますよね。

世界的に見たNBLのレベル

玲央 こないだNBL公式に掲載されていた英語のインタビューを読んでていて、Gリーグよりもレベルが高いと話されていました。NBLがどれくらいのレベルにあるのかってよく聞かれるんですよ。
馬場 ですよね、ちょっと難しいですよね説明が。

玲央 NBAが圧倒的っていうのが当然あって、その下にスペインやユーロリーグがあって、その中でのNBLの位置付けってよく聞かれるんですけど、毎回答えに困っていて(苦笑)。
馬場 そうなんですよね。どの位置にあるのかって、総合的には僕も正直わからないんですけど、さっき話に上がった、あのサイズであの走力っていうトランジションの能力はGリーグよりも圧倒的に上ですし、他のリーグにも引けを取らないかなって思います。でもアスレティックな部分、アリウープだったりとかはGリーグの方がもっと空中戦が多く高いかなって感じます。ディフェンスはもちろんNBLの方が高いです。ディフェンスからっていうところもあるので。そうですね…でもかなり高いところには位置してるなっていう漠然としてイメージは持っています。

玲央 実際、昨シーズンとかNBLからNBAにドラフトされた選手が2人いたり、今ヒューストン・ロケッツにいるジェイショーン・テイトなんかもNBL出身ですよね。ああいう選手が増えてきているっていう意味でも、NBL自体のレベルが上がってる感じがするんですよね。なので選んだ道として、僕は凄く良かったなと思っているんです。
馬場 そうだと良いですね。

玲央 NBAのスカウトって結構見てるってことでいいんですよね?
馬場 どうなんですかね? まあでも見てもらわないとやってる意味ないですし。仰る通りラメロとかテイトが行っているのも、スカウトの目がないと行けないことだと思うので、見られていると信じてやっています。

ボールやコートの違い

玲央 そういえばボールがウィルソンじゃないですか。来年からNBAもボールがウィルソンになるんですよ
馬場 あ、本当ですか?

玲央 馬場選手がヘッドスタート切れたなって勝手に思ってるんですけど(笑)、ウィルソンのボールってモルテンとかスポルディングに比べて感触ってどうですか?
馬場 スポルディング寄りですね。手に吸い付く感じとか、グリップは凄く効いていて、僕としてはモルテンより好きです。スポルディングも結構好きだったんですけど、同じような感じで凄く気に入ってますね。

玲央 じゃあ結構やりやすいんですね。あとコート滑る問題ってどう感じていますか?
馬場 噂のDecal(ディキャル|コート上の広告シール)ですね。

玲央 めちゃくちゃ話題になってますよね。
(※コート上の広告が滑ると一部選手がSNS上で苦言を呈し、リーグ側が罰金処置を取る可能性を示唆するなど、NBLで大きな話題のひとつとなっている。)
馬場 正直僕の意見としては、変えるまでではないんじゃないかなっていうのがあります。もちろん滑りますよ、確かに。かなり滑るんですけど、そんなところに集中してパフォーマンスが落ちちゃうのはプロフェッショナルではないと思うので、僕は実際別に良いかなって思うんですけど、オーストラリアのみんなが無くすべきだっていうふうに言い始めていますね。今後減っていく流れだとは思います。選手会が動いていて、リーグに対してアプローチをかけているので、改善されていくと思います。

玲央 シドニー・キングスのメインスポンサーが「選手にとって危険なら、うちの広告を剥がしてくれ」ってチームに伝えたっていうニュースが出ていました。
馬場 あ、本当ですか、へえ。ビッグマンが怪我しましたもんね。

玲央 Bリーグの頃とか、FIBAの大会とかでもああいう広告ってありました? 実際滑ったりしてたんですか?
馬場 どうだろう、やっぱり思い当たることがないので、そんなに気になるほどじゃなかったのかなと思いますけど、今考えればFIBAのステッカーなんかがコートに貼ってあったものは今のオーストラリアにあるものと素材とか一緒ですね。だからあるにはあったと思うんですけど、そんなに気になるほどではなかったです。

チームでのコミュニケーション

玲央 仲の良い選手って誰かいますか?
馬場 みんな凄く優しいんですよね。アウェイゲームはシェアルームなんですよ。ずっとミッチと同部屋で、彼は凄く優しいですし、何かわからないことがあったら、優しく教えてくれます。ジャック・ホワイトも凄く気にかけてくれて、試合後とかもよく話します。あげるとキリがないくらいいますね。英語のインタビューでも言った通り、僕のホームのようにしてくれますし、凄く心地よくさせてくれてますね。

玲央 あの1、2、3って誰が言い始めたんですか?
(※ユナイテッドはタイムアウト終わりにチーム全体が『ワン、ツー、スリー』ではなく日本語で『イチ、ニイ、サン』と言って気合を入れている)
馬場 ヴィッカーマンHCですね。

玲央 あ、そうなんだ!
馬場 凄くコミュニケーションを取るチームなんですよ。試合を見て、映像を見て、ヘッドコーチがただ喋るんじゃなくて、選手たちも一緒になって議論するっていう形なんです。多分僕がそこまで入り切れないっていうのを考慮してくれて、チームの輪に入れる機会をコーチが作ってくれたのが最初だったと思います。

玲央 なるほどー。タイムアウト中、選手たちも凄く声を出しているようですが、そういうベンチの雰囲気っていうのはどういう感じですか。
馬場 試合後の反省のビデオなんかでも、ベンチの様子が良かったとか悪かったとかも出るくらい、ベンチの雰囲気を大切にしています。クリス・ゴールディングとかデイヴィッド・バーロウのようにキャリアが長い選手が、コーチからも信頼されていて、まるでコーチの一員かのようにみんなとコミュニケーションを取ってくれるので、凄く頼もしいですね。

玲央 ヴィッカーマンさんたまにめちゃくちゃ切れてる時ありますよね(笑)。
馬場 ありますね(笑)。でも何かを実行しなかっただとか、明らかに気が抜けている時にこうバチーンと切れるので、意図してやっているのだと思います。選手たちが一番その理由をわかっていると思います。

オーストラリアでの生活

玲央 オーストラリアの生活面はどうですか、だいぶ順応できました?
馬場 そうですね、凄く心地いいですね。緑も自然もいっぱいあって、健康的なオーガニックな食材も多いですし、元から苦労したっていう感じはないので、継続していい環境でやれてます。

玲央 季節が逆なのは慣れました?
馬場 そうなんですよね、逆なのでこっちは少し寒くなってきたんですよ。それに日本以上に急に寒くなったり、急に暑くなったりするので、体調管理はしっかりしないといけません。

玲央 メルボルンって日本人多いですか?
馬場 めちゃめちゃ多いんじゃないですかね。会ってはいないんですけど、話を聞く限りでは多いって感じています。

玲央 お客さんでいるなって気付くレベルですか?
馬場 はい、たまに、18番のユニフォームを着て応援してくださっているのが見えたりします。

玲央 お客さんの入りってどれくらいですか?
馬場 試合にもよるんですけど、規制もかけているので常に3000人くらいですかね。普段は1万人くらい入るんですよ、あのアリーナ。一見ガラガラなんですけど、規模が大きいのでそう見えるって感じだと思います。

玲央 日本人が多いってことは日本食も美味しい?
馬場 そうですね、探せばまるで日本で食べているような味のレストランがあります。日本人がオーナーで日本人が経営している店もあって、あんまり困ることはないって感じですね。

玲央 結構ご自身で料理されているみたいですね。
馬場 こっちに来てからレストランは片手で数えるくらいしか行ってなくて、あとは全部自炊です。自炊の腕はこっちきてから上がったと思います。

玲央 こないだカレーか何か作ってましたよね。
馬場 そうです、タンドリーチキンですね。

玲央 得意料理的なものは?
馬場 今は色々なものに挑戦してる段階なので、まだ特に無いですね。

玲央 でもケアしないといけないので鶏肉をメインに、みたいな感じですかね。
馬場 そうですね、チキン以外食べないです。チキンでもノーホルモン剤とか、全部そういうのが除去された健康一番のチキンしか食べない。あとはオーガニックの野菜や食材に気を使ってますね。

Twitchの『ババっとNBL』について

玲央 最後にちょっとだけ配信の話をしたいんですけど、僕が馬場選手の試合を日本語で実況配信してるのって、どの時点で気付かれました?
馬場 本当にあの時ですね、大西さんが「テイクチャージのハイライトが上がってなかったのであげます」って投稿してくれたのが、誰かから送られてきて気付きました。

玲央 なるほど、良かったあげて(笑)。
馬場 いや、もちろんです、凄いことじゃないですか。あれ無料なんですか?

玲央 NBLの試合って英語の実況解説付きでTwitchで配信されているんですよ。それに加えて、試合の映像と環境音だけを流しているサブチャンネルがあって、それに他の配信者も好きに音声やコンテンツを加えて配信しても良いですよ、っていう仕組みなんです。
馬場 へえ!

玲央 せっかく馬場選手がプレイしているので、僕も勉強がてらやってみようって始めたら、思いのほか見てくれる人が多くて。
馬場 結構多いんですか?

玲央 常時200~300人くらいはリアルタイムで見てくれていて、試合を通して1000人以上は見てくれてるんじゃないかな。
馬場 わあ、本当ですか。いや、もうありがたいですよ。お金払わないと見れないと思ってたので。盛り上げていくのは選手だけじゃ無理ですからね、凄くありがたいです。

玲央 いやいや、とんでもないです。結構楽しいんですよ、配信しながらチャット欄に視聴者のコメントもどんどん流れてきて、質問に答えながらやったりして。
馬場 どんどん実況が上手くなっているって聞きましたよ(笑)。

玲央 そう、最初実況なんてやったことなかったので、ひとりで2時間ももつのかって心配だったんですけど、馬場選手が活躍してくれるもんだからこっちもテンション上がっちゃって饒舌になってます(笑)。
馬場 良いですね(笑)。

玲央 Gリーグ挑戦で馬場選手の存在を知ったNBAファンもいれば、Bリーグ時代から追っているっていうファンもいて、良い具合にどちらのファン層も混ざっているんですよね。これだけ馬場選手を応援している人たちがいて、せっかく活躍してるのだから皆さんに届けたいなって思って。
馬場 これをきっかけにNBLのことを知ってくれたら嬉しいですね、若い世代の期待の星たちが。

玲央 それは僕も凄く思っていたんです。馬場選手がNBLで成功すると、日本人選手にとって新しい道筋ができるじゃないですか。今後NBL行ってからさらにステップアップしようって狙う選手が増えるんじゃないかなって思っています。それにアジア枠っていう枠で馬場選手が活躍すれば、NBL側も日本人使えるじゃんっていう話になって、もっと若い選手にも目が向けられるかもしれない。
馬場 可能性を示してあげられたらなっていうのが、僕の責任というか役割でもあると思っているので、それを大西さんが手助けしてくれていると思うので、引き続き一緒に頑張っていきましょう!
玲央 是非!

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