宇都宮ブレックス、ジャワッド・ウィリアムズのロングインタビュー

DABUDORI

玲央 日本では2007年に一度プレーしていますが、どういう経緯で10年後に戻ってきたのですか?
JW 日本が大好きなんだ。もし北海道でプレーした後にクリーブランド・キャバリアーズに行っていなかったら、日本でずっとプレーしていただろう。日本はずっと自分の中で大切な場所で、僕の家族にとってもそうなんだ。妻とは北海道で婚約している。だからまた戻ってこれたことは、とても嬉しいんだ。

玲央 昨季はアルバルク東京でプレーし、右足アキレス腱断裂という形でシーズンが終わってしまいました。しかし完治後に、B2の越谷アルファーズと契約。どういう経緯があったのですか?
JW 選手によっては、あれは選手生命が終わってしまうような怪我だった。36歳にしてアキレス腱を断裂して復帰するなんて、できないだろうと疑っている人が多かった。でも自分はどれだけ努力するかわかっていたし、復帰できる自信もあった。そこでアルファーズが復帰する場を与えてくれたんだ。ほかのB1チームはまだ懐疑的な目で見ていた。どれだけ僕のリハビリが進んでいたかわからなかったからね。アルファーズは僕に賭けてくれ、僕も賭けようと思ったんだ。

玲央 では他のチームに自分の状態を見せる場にもなった訳ですね。
JW そうだね、結構すぐだった。(アルファーズでは)4試合しかプレーしていないからね。みんな僕が完治しているんだなと気づいた時点で、動いてくれたんだと思う。良い結果になったよ。

玲央 アルバルク時代に対戦していたライアン・ロシター選手やジェフ・ギブス選手と一緒にプレーするのはどんな感じですか?
JW 最高だよ。どちらも良い選手で、練習中はお互いを高め合っている。今日も練習で競い合っていたのを見てくれたと思うけど、そうすることで個人も強くなるし、チームも強くなる。最終的には是非ここでも優勝したいね。

玲央 前号でジュリアン・マブンガ選手(京都ハンナリーズ)をインタビューしたときに、ギブス選手相手にポストアップするのはまるで壁を相手にしてるみたいだと言っていたのですが、実際そんな感じですか?
JW 間違いないね。ジェフはもうアメフト選手だよ。アメフト選手がバスケをやってるようなもので、重心の低さと強さをうまく使っている。彼を動かすのはなかなか難しいだろう(笑)。

玲央 あなたはキャリアを通してスリーが打てる選手でした。今ではバスケットボールが変わり、NBAは完全にスリー主体のリーグとなりましたが、B.LEAGUEはまだ多くの外国籍選手がインサイドでプレーしていたり、まだ過渡期にあるのかなと思っています。ただブレックスはジャワッド選手、ロシター選手、ギブス選手とそれぞれスリーが打てますよね。このリーグにもその変化は訪れていると感じますか?

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