プロバスケットボール選手、山本柊輔 ロングインタビュー

DABUDORI

インタビュアー:ズボン&宮本將廣(エクストラパス)

ズボン おなじみの顔ぶれということで、今日は……。
山本 ざっくばらんに。

ズボン そうね。山ちゃん、ズボンちゃん、宮ちゃんてな感じね。
大柴 ハハハハハハ。
山本 了解です(笑)。

ズボン やまもん(山本の愛称)はダブドリさん初登場なので、簡単に今までの経歴を話してもらっていいですか?
山本 静岡県静岡市の出身で、ミニバスから高校まではずっと静岡でプレーして、一般入試で入学した筑波大バスケ部で初めて、全国レベルのバスケを経験しました。卒業後はトライアウトで入団した山形ワイヴァンズで2年半プレーして、去年はレバンガ北海道で1シーズン戦いました。9月からカナダリーグ挑戦のためにアメリカに渡って、その途中の10月の末にアルバルク東京からオファーをもらって急きょ帰国して、2ヶ月プレーして契約満了。現在は無所属で、母校を借りてトレーニングをしています。

ズボン ありがとうございます。じゃあ、海外挑戦の話から行こうか。サクラメント・キングスの下部組織のストックトン・キングスの練習生としてプレーしたわけだけど、やっぱり日本とアメリカとでは全然違った?
山本 違いますね。Gリーグとはいえ、やってるスポーツが違うなってくらい差がありました。ゲイブ・ビンセントっていうやつはナイジェリア代表で、こないだマイアミ・ヒートにピックされてました。マジでうまかったです。その中で一番差を感じたのはシュートですかね。

ズボン シュートが入るってこと?
山本 入るし、何より打つ。最初のターンでシュートを打たなかったら、もうパスが来ないんですよ。パスが来たときに打って決められて、初めて認められる。

宮本 アメリカに行った日本人選手ってよく「パスが来ない」って話してますけど、こういうことなんですね。
山本 日本の選手が8割オープンでしっかりシュートを入れられるとしたら、向こうの選手は3割から5割くらいでも入れる。だから、マークがついていてもオープンの味方へのパスでなく自分のシュートを選ぶ。あとは実力主義なので、例えば15人で5対5をやるとしたら、その中でうまいやつ3人がじゃんけんして、選手を1人ずつ選んでいく。そのとき人数が16人とか17人だったとしたら、余ったやつは一切試合に出られないんです。

宮本 シビアですね……。
山本 そういう環境なんで、5対5までの練習で「こいつはやれるな」っていうのを見せることは意識しました。

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